
飲食店開業に伴い、まず考えることは、「資金が足りるだろうか?」ということでしょう。
そこで、支援資金を得るためには、どのような方法があるのかということを、明日からできる開業方法と合わせて、詳しくご紹介していきたいと思います。
目次:
1.まず開業に必要なもの
2.飲食店で開業支援を受けるには
3. 明日からできる飲食店の開業方法
4. ゴーストレスランで開業の準備を始めよう
1.まず開業に必要なもの
①食品衛生責任者の資格
料理を提供する上で、この資格は必ず取得しなければいけません。
6時間の講習(受講料は10,000円前後)を受ければ、誰でも取得することができます。全国共通の資格なので、取得地域と開業場所が異なっていても問題ありません。
ただし、調理師や栄養士などの国家資格保有者は、講習を免除されます。
②調理に使うキッチン
ゴーストレストランでの調理は、「クラウドキッチン」「シェアキッチン」、既存の飲食店のキッチンスペースを「間借り」する形で行われることが多いようです。それぞれ用途に合わせて、キッチン選びをしましょう。
③デリバリーサービスの登録
「Uber Eats」、「Walt」、「出前館」など、様々なデリバリーサービスがあります。それぞれ、初期費用の有無やサービス利用料、決済手数料が異なるので、比較して、どのデリバリーサービスに登録するかよく考えましょう。
④飲食店営業許可の取得
飲食店営業許可を取得できる条件は2つ
・食品衛生責任者がいること
・保健所の検査をクリアし、営業許可証を取得すること
新規で飲食店営業許可を取得することは、申請や調査があり非効率的です。物件を探す際は、必ず、すでに飲食店営業許可を取得している店舗や施設を選ぶようにしましょう。
上記のように、開業に必要なものは、案外少なく短期間でも準備することが可能です。
2.飲食店で開業支援を受けるには
足りないお金を工面する方法として「補助金」や「助成金」が思い浮かぶと思います。
金融機関からの「融資」と違い、「補助金」や「助成金」は国や地方自治体から返済義務無しで貰うことができます。
今回は、「融資」と「補助金」、「助成金」の違いをわかりやすく解説していきます。
融資…
支払いもと:金融機関
返済義務:あり
開業前の支払い:あり
受給条件:審査次第
応募:随時
代表的な制度:「日本政策金融公庫」 上限4,800万円
下記のサイトを参考にしてみてください。
補助金…
支払いもと:国・自治体
返済義務:なし
開業前の支払い:なし
受給条件:要件を満たす&エントリー企業内で優れた評価を得ること
応募:特定の期間
代表的な制度:「小規模事業者持続化補助金」 上限50万円(補助率2/3)
下記のサイトを参考にしてみてください。
https://r1.jizokukahojokin.info/index.php/sinsei/
助成金…
支払いもと:国・自治体
返済義務:なし
開業前の支払い:なし
受給条件:原則要件を満たせば良い
応募:随時
代表的な制度:「創業助成事業」 助成限度額 300万円(下限100万円)
下記のサイトを参考にしてみてください。
https://startup-station.jp/m2/services/sogyokassei/
まとめ
・融資は、審査さえ通れば、前払いで貸してもらえるお金。
・補助金は、要件を満たしかつ審査を通った企業のみがもらえる、後払いのお金。
・助成金は、要件を満たした企業は原則もらえる、後払いのお金。
3. 明日からできる飲食店の開業方法
上記とかぶる点もありますが、明日からも考え、準備できる方法を紹介します。
・「食品衛生責任者」資格取得を目指す
・市場調査を行い、需要を知る
・支援資金等を調達する
・コンセプト、メニューを考える
・立地を選び、物件を探す
・デリバリー代行サービスを選ぶ
4. ゴーストレスランで開業の準備を始めよう
資金面で支援してもらえるか、足りるかなど、不安なことも多いと思いますが、「融資」や「補助金」、「助成金」など色々な支援をうまく活用するとともに、開業費用を抑えたゴーストレストランの開業を考えることで、開業資金面で困ることはおそらくないでしょう。
ただ申請に時間がかかることもあるので、できるだけ早い開業を目指す場合は、他に明日からできる開業準備も同時に考え、どんどん実行していくことが重要となるでしょう!
ぜひ、飲食店開業に挑戦してみましょう。