
飲食店を開業したいと考えている方の中には、
「デリバリーサービスは何を使えばいいのか、、」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、デリバリーサービスについて解説します。
またデリバリーサービスを100%使いこなすための、飲食店開業のポイントもご紹介します。
目次:
1.フードデリバリー業界の現状
2.明日から使えるおすすめのフードデリバリー会社
3.シェアキッチンを使って有効活用しよう
4.おすすめのシェアキッチンをご紹介
1.フードデリバリー業界の現状
コロナ禍で飲食業界はかなりの打撃を受けていますが、例外的にフードデリバリーサービス業界は現在盛り上がりを見せています。
UberEatsや出前館などといったフードデリバリーサービスについてほとんどの人は一度は見聞きしたことがあると思います。また実際にフードデリバリーサービスを利用したこともある人も少なくないでしょう。
実際に、ICT 総研の調査によるとフードデリバリー市場の規模は2018年は3631億円で、2年後の2020年には4,960億円まで拡大したと言われています。さらに2023年には6821億円まで拡大する見込みです。
直近のコロナ禍でも市場は成長していますし、今後も成長する見込みであることが分かります。
ここまで市場が拡大している理由は、以下の2点が挙げられるでしょう。
・消費者、加盟店ともに、アプリ等で簡単にデリバリーサービスを利用できる
・新型コロナウィルスの感染拡大による外出自粛やリモートワークの環境下で、自宅などで食事を楽しみたいというニーズが大きくなった
もちろんUberEatsや出前館以外にも、woltやchompyなど様々なフードデリバリーサービスが誕生していることからも市場の活況が伺えます。
2.明日から使えるおすすめのフードデリバリー会社
やはり以下の2つのサービスはおすすめのフードデリバリーであると言えます。
・UberEats
・出前館
まずUberEatsと出前館が人気な理由ですが、全国展開していることや日本において早くからサービスを展開していたことが挙げられるでしょう。
以下で2つのサービスの違いについてまとめています。
1) Uber Eatsは初期費用がかからないが、出前館は2万円かかる
→ただし、出前館もキャンペーンなどで初期費用を抑える施策を行っていることがありますので、最新の情報を確認しましょう。
2) 加盟店に対してかかる手数料は出前館のほうが数%高い
3) サービス対象エリアが異なる
→自分の地域が対応しているが調べる必要があります。だたし、どちらのサービスも前述の通り全国展開しています。そのため、大都市であればどちらのサービスも対応していることも少なくないでしょう。
4) 出前館は配送のクオリティが高いことで知られている
→例えば、配送に使う容器が保温性に優れていることなどが出前館が配送のクオリティが高いと言われている理由です。飲食店としては、できるだけよい状態で料理を提供してくれることはメリットであるといえるでしょう。
上記で違いについて述べました。
もちろん、自分の飲食店が2サービスのエリアに対応している場合は、2つとも加盟するというのも考えられるでしょう。
3.シェアキッチンを使って有効活用しよう
ここまでで、フードデリバリーサービスに関するの情報をご紹介しました。
これから飲食店の開業を考えている方にとって、本記事でおすすめするのは、フードデリバリーサービスとシェアキッチンを組み合わせるということです。
シェアキッチンとは何かというと、文字通り、複数の飲食店でキッチンをシェアするようなサービスのことです。
以下のようなメリットがあります。
・すでにキッチンとしての設備が整っているので、工事や免許の取得のハードルが大きく下がる
・シェアするのでキッチンのための費用を抑えられる
上記のメリットを活かしつつ、デリバリーサービスを使うことで、シェアキッチンで料理を作り→デリバリーサービスで料理を届けるというような提供方法ができます。
これにより、多少立地が悪くても問題ありませんし、店内に客席を持たなくても飲食店を営業することができます。
4.おすすめのシェアキッチンをご紹介
では具体的におすすめのクラウドキッチンを3つご紹介します。
特に注目するべきなのは、料金体系・立地・その他経営に関するサポートです。
①キッチンベース
キッチンベースは最も有名なクラウドキッチンサービスの一つです。
本稿執筆時点では、中目黒・神楽坂・浅草・にキッチンがあります。
初期費用は100万円~となっており、特徴としては、月額の利用料が3種類あることが挙げられます。
これにより、以下のようなニーズに柔軟に対応することができます。
・完備された設備を借りて、すぐに開業したい
・最低限の設備のみでよいので、自分でカスタマイズしたい
また、売り上げデータの分析やデリバリーサービスの活用に関するサポートも受けることができます。
②@Kitchen
出店にかかる初期費用がかからないこと、さらに固定費がかからず、売り上げに対して一転の割合で使用料を支払うという料金体系になっていることが特徴です。
本稿執筆時点では、浅草・青山に2か所・本所吾妻橋・麻布十番・清澄白河にキッチンがあります。
③OUR KITCHEN
OUR KITCHENは初期費用100万円プラス月々の運営費という料金体系となっています。
白金に店舗があり、今後2号店、3号店も開店予定です。
また今後自社でのオリジナルデリバリーサービスの提供も予定しており、今後見逃せないクラウドキッチンになりそうです。