
近年注目を集めている“クラウドキッチン”のビジネスモデルをもう一度おさらい!
実はまだ分かってないよという人も大丈夫です!
クラウドキッチンの始め方やそのメリット・デメリットに関しても説明していきたいと思います。
目次:
1.クラウドキッチンとは?ビジネスモデルはどうなっているの?
1.クラウドキッチンとは?ビジネスモデルはどうなっているの?
近年話題のクラウドキッチンですが一体どんなビジネスモデルなのかもう一度一緒におさらいしていきましょう!
「クラウドキッチン」とはデリバリーまたはテイクアウト用の料理を作るための施設で、施設の中はキッチンのみで食事をするようなスペースはありません。
また施設内は複数の店舗がキッチンを共有している場合もあります。
クラウドキッチンで作られた料理は“Uber Eats”や”出前館“などを代表としたデリバリサービスを通じてお客様に提供されています。
クラウドキッチンは2019年頃から徐々に増加していた新しい形のビジネスモデルですが、新型コロナウイルスの影響を受けさらなる成長を続けています。
海外の例としては、アメリカで行われたロックダウンで多くの飲食店が閉鎖に追い込まれました。
しかし、家賃は払い続けなければいけなく、食料ストックの行き場を失ったレストランオーナーが続々と「クラウドキッチン」へ移行したと言われています。
2.クラウドキッチンの始め方
それではクラウドキッチンの始め方についてご紹介したいと思います。全部で4Stepです。
Step1 “食品衛生責任者”の資格を取る
飲食店を経営するには必ず取得が必要な資格です。
食品衛生協会による6時間程度の講習で取得することができます。
費用は1万円程です。
Step2 “飲食店営業許可”の取得
こちらも飲食店を経営する場合に申請が必須になるものです。
Step3 物件選択
自分の希望するエリアやサービスなどに合わせて会社を比較することが大切です。
おすすめのクラウドキッチンに関しては違うコラムで詳しく紹介しています。
Wi-fi環境が整っているほうが望ましいです。
Step 4 フードデリバリープラットフォームへの登録
こちらも複数のサービスがあるので比較をし、自分の希望とあっている会社を選ぶようにしましょう。
配達員が少ないとオーダーが入っても配達をできない状況になってしまう可能性もあるので、そういったところを考慮しながら選択するとよいでしょう。
3.クラウドキッチンのメリット・デメリット
クラウドキッチンを始める前に簡単にメリット・デメリットもご紹介します。
【メリット】
①初期費用を抑えられる
一般的な飲食店では開業の初期費用に1000万円程かかってしまいますが、クラウドキッチンでは数十万円~150万円とその費用を1/10程度に抑えることができます。
②人件費がかからない
飲食スペースを設けない“クラウドキッチン”では、接客業が不必要なため人件費がかかりません。
これは大きなコスト削減に繋がりますね。
③準備期間が短い
クラウドキッチンには飲食店を開業するために必要な設備が整っているため、すぐに営業許可申請を出すことができます。デリバリープラットフォームへの登録申請は時間がかかるものもあるので確認しておきましょう。
④お店同士のコミュニケーションが取れる
複数の店舗で時間別にキッチンをシェアしている場合、他の店舗とつながりを作ることができます。
その最大のメリットは情報交換ができるということです。
飲食業界の最新の情報をシェアすることができるので、クラウドキッチン全体の相乗効果になるでしょう。
【デメリット】
①デリバリープラットフォームへの費用が高い
どうしても掛かってくるのがデリバリープラットフォームへの手数料になります。プラットフォームにもよりますが、平均で売り上げの35%と非常に高額です。
②お客様と接することができない
実店舗を持たないことがデメリットに繋がることもあります。
店舗を持たないということは、お客様と直接お話をする機会がないということです。
食べている顔や反応を見ること、直接感想を聞くことができません。
またお店の雰囲気で集客をすることもできないので、宣伝の方法を工夫することが売り上げアップの大切なポイントになります。
4.クラウドキッチンで開業の準備を始めよう
クラウドキッチンのビジネスモデルやメリット・デメリットを説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
クラウドキッチンは一般的な飲食店を始めるよりも“初期費用”を抑えられ“短時間”で始めることができます。
開業後も“シェフ1人”で経営をすることが可能なので人件費も必かかることはありません。
こんなにメリットばかりの新しいビジネスモデル“クラウドキッチン”を利用して是非開業の準備をするのはどうでしょうか?