【2022年最新版!】フードデリバリー業界の今後について徹底解説

日本能率協会総合研究所の発表では、2019年度に1700億円だったフードデリバリー市場規模が、2022年度に3300億円、2025年度には4100億円まで拡大すると予想されています。コロナ禍が続く中で、今後のどのような形で伸びていくのかをUber Eats、出前館、Woltの3社を比較してみていきましょう。




▼目次

1.Uber Eatsの取り組み

2.出前館の取り組み

3.フードデリバリー業界の未来はクイックコマースにあり

4.2022年のフードデリバリー業界の動き



①Uber Eatsの取り組み

全国47都道府県を網羅し、最近では首都圏の営業時間も7:00~26:00まで注文できるようになったりと注文者側の利便性を考慮した動きがあります。複数人での注文を円滑にするための「グループ注文」機能をリリースすることも発表されました。

コロナ禍になった直前は「Uber Eatsに掲載すれば売上が上がる」と店舗運営側は思っていたようですが、現在日本全国で約15万店舗が掲載されています。

例えば、「渋谷」「中華」で検索すると約400店舗以上がページに出てくるようにその中から選ばれるためにどうするかを考える時代に突入しています。


②出前館の取り組み

2022年4月にGugi株式会社と提携し、「びずめし」利用者のデリバリ―を開始すると発表しました。「びすめし」とは街の飲食店を社員食堂のように利用することができる福利厚生サービス。出前館のデリバリ―機能が「びずめし」に付加されたことにより、新たなユーザーをふやしています。今後も他業種との提携をし、ユーザー数を増やしていく動きをしています。また飲食店の獲得部門にも力を入れておりタブレットや容器無料キャンペーン(一部適用外のこともあり)等を実施しており、今後の加盟店舗数にも注目を浴びています。


③フードデリバリー業界の未来はクイックコマースにあり

クイックコマースとは、来店客は入ることのできない配達専用の店舗、いわゆる倉庫のようなものをダークストアと言い、市場規模はフードデリバリーよりも大きいと見込んでいます。Uber Eats、出前館、Woltも昨年末より開始しており、今後各フードデリバリー会社もクイックコマースに力を入れる動きがあります。

・Uber Eats

元々ローソンと提携しており、2022年よりコストコも提携。2022年2月には「Uber Eats Market」のダークストアの2号店目を世田谷区にて営業開始しました。日用品をはじめ生鮮食品、冷凍食品等1100点の販売をしており、今後はお酒類の取り扱いもはじめる予定です。


・出前館

グランマルシェ株式会社が運営する酒類や日用品、冷凍食品等を即時デリバリ―可能な「グランマルシェデリバリ―」を大阪府梅田、東京都は中目黒、東陽町に全3店舗の営業を開始しました。2022年内中には全国に広げていく予定です。取り扱い品数は500品と3社のうち1番少ないですが酒類も販売できることは大きな強みかもしれません。

また2022年4月に「ミニストップ」のデリバリ―も開始しています。こちらも今年中に1000店舗の展開予定。現在65店舗を導入中で、ミニストップで人気のソフトクリームやホットスナック等を中心に日用品、食品も扱っています。


・Wolt

クイックコマースでUber Eats、出前館よりも一歩リードしている印象があるのがWoltです。株式会社メディカルノートと院内処方薬の即時配送の実証実験を4月よりスタートしています。コロナ禍でオンライン診療を希望されている方も多く、その方を対象にクリニックより半径3Km以内の場所へ配送できます。またWoltでもダークストアを運営しており、現在は札幌市、広島市、呉市の3店舗で約2000点取り扱いをしています。何より注目なのが「スーパーの店頭価格並み」の低価格を実現していることです。利用手数料、最低注文金額もなく日用品、精肉、青果、飲料等が配達可能です。Uber Eats、出前館にフードデリバリーでは遅れをとっており現在22都道府県38エリアに展開中ですが、今後も拡大していく予定です。


④2022年のフードデリバリー業界の動き

現在加盟店舗数は増えておりますが、70%の飲食店は3年以内に閉店することもあり、減っては増えてを繰り返していくことと思います。ただ今後は大手のチェーン点がバーチャルレストランに力を入れることで店舗数は激増することも予想されています。きちんとした戦略をたて掲載しないと埋もれてしまい、注文が入りにくくなっている現実もあります。まだまだ個人店ですとネットリテラシーが低く、使いこなせないと話す店主も多いですが、コロナ禍で落ちてしまった売上を補うためにはフードデリバリーサービスを使いこなせないと生き残れない時代になってきていることと思います。



このような形で2022年はフードデリバリー業界も大きく動く1年だと思います。新たに小売業に力を入れ始めている傾向もあるため、まだまだフードデリバリー業界は伸びしろしかない状況だと思います。